暇だから海に行った

天気がよかった
行きたいところはたくさんあるけど、精神的なブレーキがかかってなかなか行けない
たまに出る“とにかくどこかへ行きたいマン”がブレーキを壊しにかかる
昨日出てきた
それで海に行った

小学生のとき、毎年春の遠足の行き先が近くの海浜公園だった
低学年と高学年が手を取り合って(取り合わされて)
全学年で列になって30分歩く
苦痛
この記憶があって、昨日まであんまり海に行く気にはなれなかった

昨日はその小学生のころ以来の海だった
近くて遠いのは相変わらずで、でもそんな遠くもないなと思った
疲れたらバスに乗ればいいし、途中で休むのもやめるのも自由だからかなと思った

海が見える家に住んでても、海を目の前にすると「海だ…」って感想がまず出てくる
波音がいい
カップルがぼーっとしてて、親子連れがキャッキャしてて、そのへんじゃ見ないでかい犬が飼い主と走り回ってて、
そのどれも騒音じゃなかった

ずっと呆けてても変な風に見られないし、
たまにスッと立ち上がって写真撮ってまた座っても変じゃない
日頃から人の目を気にしすぎかもしれない

帰りはなけなしの記憶を辿ってバス停まで歩いて、
乗客にいたオタクの話を聞きながら帰った

慣れない場所に行くときは事前にめちゃくちゃリサーチしなきゃこわくて行けなかったけど、
別にそんなことしなくてもいいかもなと思った

余裕がほしいな

 

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暇だから海来た