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退屈とストロベリー

表記ゆれは感情のあらわれ

#本棚の10冊で自分を表現する


こんまりさんすごいよね。私は昔から片付けができなくてよく親に怒られてて、そんな自分も汚い部屋も嫌なのに片付け方を知らないっていう人だった。そんな折にこんまりさんがテレビで「片付けに必要な基準はそれにときめくかどうか」というようなことを言っていたのを見て、目から鱗がどばどば落ちた。使うか使わないかでいったら今すぐは使わないけどいざ使いたいとき(それは明日かもしれないし10年後かもしれない)になかったら困るし〜、なんて基準でする片付けは甘っちょろかった! 自分のなかで革命が起きて、断捨離大好きギャルになった。

人は持ち物が多ければ多いほどそれだけの脳領域を持ち物に支配されてしまって、その脳領域は持ち物のために使われてしまうから他には使えなくなるらしい。部屋の様子は心を映す鏡で、物が多いほどノイズになって集中力を欠くらしい。これはテレビっ子でインターネットギャルの私がどこからか入手した説なんですが、理論的にどうなのかはさておき感覚的にはとてもよくわかる。

断捨離大好きギャルになってもなお、本は持てるだけ持てたほうがいい派で、たとえ読まない本でも持っているという事実だけで価値がある派でもあり、壁一面本棚に埋め尽くされている部屋に一生憧れるクラスタでもあるんですが、それはどんな本でもいいかといったら違う。「ときめき」を感じる本だけで埋め尽くされるのが大事。形式だけ埋め尽くされていてもノイズが混じっていたら意味がない。ノイズがあるくらいなら、本棚はいらない。

ときめき10選。

生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫 1866)

生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫 1866)

図説 ビザンツ帝国---刻印された千年の記憶 (ふくろうの本/世界の歴史)

図説 ビザンツ帝国---刻印された千年の記憶 (ふくろうの本/世界の歴史)

『生き残った帝国ビザンティン』
『図説 ビザンツ帝国 刻印された千年の記憶』

ビザンツの本が2冊。世界史が好きで、なかでもローマが好き、それが転じてビザンツが好きになった。
ローマってめちゃ強かったんですけど、領土が広くなったあまりに管理しきれなくなっちゃって東西に分裂したんですね。西の首都がローマで、東の首都がコンスタンティノープル(今のイスタンブール)。分裂後の運命はどうだったのかっていうと、西ローマ帝国ゲルマン人の大移動で5世紀にはやばやと滅亡、東ローマ帝国はなんやかんやあってなんと15世紀にオスマン帝国に滅ぼされるまで残った。
これがすごいなと思って。あのカエサルがいためちゃつよの元祖ローマがグダグダになって早めに異民族にやられちゃうのに、ビザンツイスラム教やらなんやらの影響を強く受けながら独自の展開をしていって、15世紀まで残っていくんよ。これは私のなかにいるカエサル大好きギャルがローマ帝国至上主義を掲げているがゆえのビザンツ帝国すげーからのビザンツリスペクトだなと分析。


マンガは哲学する (岩波現代文庫)

マンガは哲学する (岩波現代文庫)

『マンガは哲学する』
これは学生時代に大学の講義で紹介されて、その日のうちに三省堂に走って買った本。社会思想とかそんなタイトルの講義だったかな、教養科目で若い先生が担当だったんだけどすごくおもしろい講義で、専門よりも得るものがたくさんあった。レジュメが未だに捨てられない。
漫画でしか描けない哲学の問題があるんですよね。これはまあ、帯文の受け売りなんですけど。漫画的な表現、コマ割り、絵とモノローグ、音声がない紙面、それらを利用した、それらでしか描けない哲学の話が深く掘り下げられている。夢と現実の区別とか、レプリカントとか、時間の謎とか、そういうものについて考え込んだことがあるならおもしろく読めるはず。
解説が萩尾望都。最高でしょ。


鈴木亮平 FIRST PHOTO BOOK 鼓動

鈴木亮平 FIRST PHOTO BOOK 鼓動

鈴木亮平 FIRST PHOTO BOOK 鼓動』
これはもーこれはもう、マジのときめきを感じるやつですよ。例によって花子とアン鈴木亮平に落ちた私、変態仮面で亮平の肉体美に再び落ちた私、フォトブックで亮平沼から這い上がれなくなった私。疲れた時は亮平の尻を眺めるに限る。


視覚文化「超」講義

視覚文化「超」講義

『視覚文化「超」講義』
表紙がかっこいいよね。情報過多の現代ではなにを取捨選択していくか、「捨て方」が重要で、じゃあ文化ってなによ、どう対峙すればいいのさ(どう対峙してきたのさ)、っていうのを教えてくれた気が、する。ちょっと難しかった。でもおもしろかった。言及の仕方が幅広いから著者の懐深さというか、本棚見せてくれって思った。


横道世之介 (文春文庫)

横道世之介 (文春文庫)

横道世之介
映画が好きでね。オールタイムベストなんですけども。オールタイムベストの原作なんで入れないわけにはいかないだろうと。平成生まれなんで世之介の時代は生きてないんですけど、なんとなく、生きてきたような気がしてくるんですよね。それは映画を観ても感じていたんですけど、この原作でもまた感じました。


六番目の小夜子

六番目の小夜子

六番目の小夜子
小学生のとき初めて自分で買った本がこれ。NHKのドラマを見てておもしろくて、今思うとすごいキャスティングだったね、ドラマが終わってしばらくしたある日に本屋をぷらついてたらこれを見つけて、買うしか! と思って買った。読んだらドラマと全然違うけど超おもしろくて、それまで青い鳥文庫くらいしか読んでなかったから世界がひらけた気がした。


蛇行する川のほとり〈1〉

蛇行する川のほとり〈1〉

蛇行する川のほとり〈3〉

蛇行する川のほとり〈3〉

蛇行する川のほとり〈2〉

蛇行する川のほとり〈2〉

『蛇行する川のほとり』
六番目の小夜子から始まって恩田陸作品を読むようになって、一番好きだなと思うのがこれ。現代の話なのにどこかノスタルジックな感じ、夏の暑さ、高校生たちの青春、それだけでは終わらないミステリー、恩田陸作品に漂う、現実的なのにファンタジーな世界観がギュッと詰まってて、思い出すたび懐かしくなる。


麦の海に沈む果実 (メフィスト・クラブ)

麦の海に沈む果実 (メフィスト・クラブ)

『麦の海に沈む果実』
長編なのにひといきで読めてしまうおもしろさが恩田陸作品にはあって、この本は特にそれが顕著だなあと思う。ノスタルジーを誘う文調がそうさせるのかね。ファンの間でも人気が高い作品。長いからあんまり読み返したことはないけど、第一印象から忘れたことがない。


あたしはバンビ (1) (りぼんマスコットコミックス (1312))

あたしはバンビ (1) (りぼんマスコットコミックス (1312))

『あたしはバンビ』
私のなかではこれが少女漫画の金字塔。この連載の後に『愛してるぜベイベ★★』があってそっちのが名作ではあるんですけど、好きなんですけど…やっぱりバンビ! 大きなイベントがなくても、なんでもない毎日こそ幸せなんよね。


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